障害のある入院患者に対し、複数の職員が性的虐待を繰り返していたとされる大牟田病院で、患者に対する暴力や心理的な虐待も認定されたことが新たに分かりました。

国立病院機構・大牟田病院では2021年ごろから、複数の男性職員が障害のある複数の入院患者に対し、下半身を触るなどの性的虐待を繰り返していた疑いがあり、ことし5月、病院は謝罪しました。

このうちの一部は、すでに通報を受けた複数の自治体によって性的虐待と認定されています。

福岡県や病院によりますと、自治体の調査では、職員らが性的虐待だけでなく、身体的・心理的虐待も行っていたと認定しているということです。

「患者の頭をたたく」「自分で動けない患者を引きずる」「ベッドを揺らして大声で威嚇する」といった虐待行為があったとしています。