【SNS詐欺】被害は4か月で23億4000万円を超える「絶対もうかるは詐欺」県警が注意を呼びかけ 福岡
福岡県太宰府市で、60代の男性がウソの投資話を持ちかけられ、1700万円余りをだまし取られました。
県内ではSNS型の詐欺被害が、ことし4月までに23億4000万円あまり確認されていて、県警は危機感を強めています。
筑紫野警察署によりますと、太宰府市に住む60代の男性は去年12月、自身のSNSをフォローされたことから、女性名義のアカウントとやり取りをするようになり、投資を勧められました。
指定されたアプリをダウンロードすると、利益が出ているように見えたため、男性はことし1月から4月にかけ、投資や税金などの名目で、8回にわたり合計1700万円あまりを指定された口座に振り込んだということです。
男性はその後、利益が出金できないことから被害に気づき、警察に届け出ました。
SNS型の詐欺被害は、去年10月ごろから全国で急速に被害が拡大していて、福岡県警によりますと、県内でもことしに入って4月末までに210件、およそ23億4400万円の被害が確認されたということです。
被害金額は1人平均で1100万円を超えていて、県警は「絶対もうかるという話は詐欺」と注意を呼びかけています。