原爆資料館の音声ガイドをウクライナ語に翻訳した学生3人が広島を訪問 自らが担当したガイドを聞きながら資料館を見学
広島市の原爆資料館でウクライナ語の音声ガイドを翻訳したウクライナ出身の学生らが広島を訪れ、自らが担当したガイドを聞きながら資料館を見学しました。
原爆資料館を訪れたのは、福岡県の大学に通うウクライナ出身の学生3人です。3人は、ロシアによる侵攻が始まったあと来日。2023年のG7広島サミットでゼレンスキー大統領の訪問をきっかけに駐日ウクライナ大使館から依頼を受け、資料館の展示を紹介する音声ガイドのウクライナ語への翻訳をサポートしました。
音声ガイドは、学生12人と教員1人が約3週間かけて翻訳し、2月16日から貸し出しが始まっています。3人は自ら翻訳したガイドに耳を傾けながら、被爆の惨状などを2時間ほどかけて見学しました。
■カテリナ・マニコフスカヤさん
「ガイドを聞きながらずっと自分の家族の事を考えていて、心が痛くてたまらなかった」
■マリヤ・コルネヴァさん
「広島資料館は世界の歴史にも未来にもとても大事なところ」
■スヴィトラナ・レヂコさん
「日本の文化や歴史を学ぶことが重要」
3人は慰霊碑や原爆ドームも訪れ、遠い祖国の平和を願い祈りを捧げました。
(2024年3月21日放送)