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呉市の公立保育所で「おむつのサブスク」を導入

2024年5月22日 19:17
呉市の公立保育所で「おむつのサブスク」を導入

一定額を支払うとサービスが使い放題になり、さまざまなジャンルに広がりをみせている「サブスクリプション」。呉市では2024年度、市内11の公立保育所で「おむつのサブスク」を導入しました。呉市の三坂地保育所。園庭の隅にある倉庫の扉を開けると。

■三坂地保育所 荒木美香 所長
「こちらがおむつを保管している倉庫になります。この4月からこの保育所でもおむつのサブスクを始めました」

おむつを定額制で好きなだけ使用できる「おむつサブスク」。その仕組みがこちらです。保護者は毎月決められた利用料を配送事業者に支払います。そうすると、配送事業者が保育所に届けるおむつやお尻ふきを好きなだけ使うことができます。これまでは、保育所で使う1日6枚ほどのおむつを保護者が用意。1枚1枚名前を書いて毎日持参していました。

■サブスク利用の保護者
「手ぶらで登園できるので荷物の準備が楽になりました」
「枚数の確認とか枚数把握するのも大変だったので。それが無くなってすごく楽になりました」

おむつサブスクを導入することで、人材不足といわれる保育士の労働環境を改善する狙いもあります。

■三坂地保育所 主任保育士 橋本千亜紀さん
「前までは名前を確認して間違いがないようにしていたんですけど、今回はロッカーからパッと出してはけるので時間も短縮になった」

2024年5月までは無料のお試し期間。6月からは月額2500円ほどがかかります。

■呉市こども施設課 奥本恵美さん
「保護者の方により多く申し込んでもらえるように広報や周知をもっとたくさんしていきたい」

ゆとりを持った保育・子育ての一助になるのか。おむつサブスク導入の成果が期待されます。

【2024年5月22日 放送】

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