禎子の鶴 ローマ教皇へ 広島
平和公園に立つ「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんが残した折り鶴の複製がローマ教皇に届けられました。
先月24日、バチカンでおこなわれたローマ教皇の一般謁見…。教皇に手渡されたのは広島で被爆し12歳で亡くなった佐々木禎子さんが「生きたい」と願いを込めた折り鶴の複製です。
これは福山市の金属部品メーカーが禎子さんの思いを後世に残そうと製作したものです。
去年のG7広島サミットでは首脳が芳名録を記帳する際、折り鶴の複製が活用されました。それを知った平和活動家の樽谷大助さんが禎子さんの遺族に協力を求めローマ教皇へ贈ることが実現しました。
■平和活動家 樽谷大助さん
「ありがとうありがとうと何度もおっしゃられて直接手に取って大切にお持ちくださいました」
樽谷さんは教皇に「折り鶴は平和への願いの象徴です戦争を止めたいと思っています」と伝えたということです。(1’10)〆
2024年5月7日 放送】