使用済み核燃料の中間貯蔵施設 現地でのボーリング調査始まる 山口県上関町
抗議の声が上がる中でのボーリング調査開始。宮脇さんです。
山口県上関町への使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設計画で中国電力は23日、現地でのボーリング調査をはじめました。
山口県上関町で23日から始まったボーリング調査は、中間貯蔵施設の建設が可能かどうかを確認するため、地層の分布や構造を調べるものです。
半年程度をかけて11か所で実施し、最も深いところで300メートル掘り下げます。
中国電力は調査を終えた後、ほかの調査結果と合わせ中間貯蔵施設の建設に適しているかどうか分析結果を出す予定です。
「中間貯蔵施設建設に反対する人たちが集まってきました」
一方、建設予定地には計画に反対する住民などおよそ30人が集まり抗議の声をあげました。
■清水康博・上関町議
「中間貯蔵施設はいらないんだという声をしっかりあげていきたい」
施設の建設計画について、広島県の湯崎知事は。
■湯崎知事
「地元と中国電力さんがしっかりと話し合いをして安全確保していただくことが大事だと思っている」
こう述べた上で、「中国電力や国には基準に従って対応してもらいたい」と要望しました。
【2024年4月23日 放送】