「将来を見据えて野球ができる」 文武両道で全国を目指す! 広島国際大学硬式野球部をプレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。有田優理香アナウンサーが、全国大会出場を目指す広島国際大学硬式野球部をプレゼンします。
広島六大学野球とは!?
広島六大学野球の春季リーグが4月6日に開幕しました。六大学は、広島修道大学・広島工業大学・広島経済大学・広島大学・近畿大学工学部・そして、広島国際大学で構成されています。現在、広島県内各地で、週末を中心に試合が行われています。
広島六大学所属の野球部からは、プロ野球で活躍する選手も数多くいます。そのうちの1人が、広島経済大学硬式野球部OBの、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手です。
広島国際大学硬式野球部
今回紹介するのは、東広島市黒瀬にキャンパスを置く、広島国際大学硬式野球部です。2001年に創部し、2018年から大学の強化指定クラブに認定されて強化が始まりました。2023年に広島六大学野球連盟に加盟し、全国大会を目指して88人が汗を流します。4月6日の春季リーグ開幕戦では見事勝利を納め、今シーズンへ弾みをつけました。
■広島国際大学 硬式野球部 坂上(さかじょう)謙真選手
「以前まで中国2部リーグだったんですけど、一気にレベルが上がって。やりがいとしては、モチベーションとしても、すごく充実しています。」
■広島国際大学 硬式野球部 石橋颯主将
「明るくポジティブに、チーム全体で広島六大学を相手にいい勝負、全力で勝てるように頑張っていきたいと思います。」
野球部の魅力、ここにアーリー!
広島国際大学硬式野球部の魅力は2つあります。1つ目は「文武両道」です。広島国際大学は、現場で活躍できる専門職を養成する健康・医療・福祉系の総合大学です。野球部員の多くも専門資格を目指しています。具体的に将来の目標を持って入学し、野球に励んでいるそうです。例えば、救急救命学科3年生の坂上選手は愛知出身で、中学生時代に西日本豪雨のボランティアに参加したことで、救急救命士を広島で取得することを決めたそうです。
2つ目は「スカウトは〇〇」についてです。心強いスカウトは、副部長の平田耕造です。平田さんは高校野球の大ファンで、観戦を始めて今年で34年だそうです。6年前に、その経験を買われてスカウトに就任しました。
Q.平田さんだからできる、選手をスカウトする強みは?
■広島国際大学 副部長 平田耕造さん
「ベンチに入れなかったスタンドで応援してる選手が、どんな振る舞いをしてるのか。普通ならちょっと気持ちがくじけてしまうようなところを、プレイヤー以上にしっかりパフォーマンス、応援をしてるので、そういったところに心打たれて。実はそういった選手に声をかけさせてもらう。」
スカウト担当は、野球経験者が多いのが定石です。しかし、平田さんはがしっかり野球をしていたのは小学校までだそうです。高校野球を30年以上、延べ1300試合以上を観戦するほど野球が好きであったことが、仕事に繋がりました。平田さんの自宅には、高校野球に関する書籍や自身がつけてきたスコアブック、さらに、ダビングしたビデオなど、今までの資料が棚に隙間なく並んでいます。
数々の広島の球児たちの名勝負を見てきた中で、平田さんの印象に残っている選手の1人が、広島テレビの宮脇靖知アナウンサーです。高陽東高校野球部のキャッチャーをしていました。当時の平田さん取材メモよると、試合中のチームメートへの声かけが多く、その声がよく通っていたそうです。
平田さんは、現場でプレーはもちろん、挨拶や応援選手など、広い視野で見ています。スカウトしているのは、高校時代レギュラーだった選手だけではないそうです。その内の1人が、主将の石橋颯さんです。高校時代は、けがで出場機会が少なかったそうですが「平田さんが見つけてくれたから。人生を変えてくれた」と言います。また、西亀圭二監督は「素直で前向きな学生が入ってくるので、大学で成長する選手が多い」と話していました。
目標は、広島から全国へ!
今シーズンの目標は、2023年のシーズンを上回る3位以内、そしていずれは、野球熱の高い広島から、全国を目指したいと力強く話していました。大学生の熱いプレーに注目です。