「高価格帯に限定せず」 宮島・包ヶ浦自然公園への宿泊施設誘致に関する協議会で廿日市市が最終方針案
宮島包ヶ浦自然公園に建設が検討されている高級宿泊施設に関し、廿日市市は高価格帯に限定しない形で事業者の公募を行うとする最終方針案を示しました。
■宮脇靖知キャスター リポート
「今回の協議会は、初めて市長が参加するかたちで行われます」
今回が最後となる協議会には、廿日市市の松本市長や宮島の住民代表ら9人が出席しました。廿日市市は包ヶ浦自然公園に1泊10万円を超える高級宿泊施設の検討を進めてきましたが、「建設ありきで話が進んでいる」といった意見や環境破壊への懸念などから反対の声も上がっています。これまでの検討会で住民側から今ある施設をリニューアルする意見も出たことから、高級宿泊施設に限定せずグランピングやキャンプ場も対象とします。
■宮島観光協会 中村靖富満 会長
「宿泊施設の皆さんと競合するというところに関しては、ある程度これから話し合いをしながら進めていく。具体的な事業に繋がっていけばいいなというふうに思う」
一方、松本市長は。
■廿日市市 松本太郎 市長
「高い収益性が必要だと考えておりまして、そのためにやはり高価格帯のホテルがベストだと思っております。そこは変わっておりませんが、ただやはり宮島の皆さんからいろんなご意見をいただく中で、やはり幅広に考えていくことは必要なんだろうと思う」
(2025年2月27日放送)