自動操縦で弁当配達 物流専用ドローンで実証実験 広島・神石高原町
1メートル以上ある巨大なドローン…。物流専用で、重さ最大5キロの荷物を運ぶことができます。
神石高原町で17日、このドローンを活用した実証実験が行われました。町では高齢者や障害者に弁当を配達する独自の取り組みを進めており、現在160人が利用しています。
課題はドライバーの負担です。配達に2時間以上かかる時もあるといいます。その解決のため、自動操縦のドローンで弁当を届ける実験です。
■ドローン離陸
運ぶのは、弁当が3つ入った、重さ1.7キロの箱。上空80メートルの高さを時速約30キロで飛行します。
ドローンは8キロほど離れた山間の集落に20分ほどで到着。おかずも崩れることなく、無事届けることができました。
■神石高原町 入江嘉則 町長
「人がいない地域では大きな期待を寄せている。人に代わる新しい技術を
どんどん取り入れてやりたい。」
町は2025年度以降の導入を目指すとしています。
(2023年11月17日放送)