国に再構築協議会設置要請の芸備線 JR西日本 広島支社長「今は地域に役立っていない」
JR西日本が芸備線の一部区間に対して「再構築協議会」の設置を国に求めたことについて、広島支社長はこの区間が「地域に役立っていない」としました。
JR西日本は今月(2023年10月)、芸備線の一部区間の存廃を話し合う「再構築協議会」の設置を国に要請しました。対象は利用者の低迷が続く庄原市の備後庄原駅から岡山県の備中神代駅までの区間です。
広島支社長は13日の記者会見で「今の状態は地域の役に立てていない」とし、地域に最適な公共交通を議論したいとしました。
■JR西日本 広岡研二広島支社長
「廃止を議論するのか、存続を議論するのかというよりも、地域にふさわしい公共交通はどういったものが考えられるのか協議会の中で議論したい。」
JRから要請を受けた国は今後、地元自治体に意見を聞いた上で協議会の設置を判断します。
(2023年10月13日放送)