【中継】広島三大祭りのひとつ「えびす講」始まる 「こまざらえ」求めて多くの人出
「えびす講」として親しまれている広島三大祭りのひとつ、「胡子大祭」が始まりました。
会場となっている広島市中区の胡子神社に西名アナウンサーがいます。
(西名みずほアナ)
日もすっかり沈み、学校帰りや会社帰りでしょうか、人出が増えてきたえびす通りに来ています。
「胡子大祭」、「えびす講」は江戸時代のはじめ、1603年に始まったとされ、ことし422回目を迎える歴史あるお祭りです。
毎年11月18日から3日間行われます。「とうかさん」「住吉神社の夏祭り」と並んで、広島三大祭りのひとつと言われています。
原爆が投下された1945年も、バラックの仮社殿を建て祭典が行われました。
えびす講といえば欠かせないのが「こまざらえ」と呼ばれる熊手です。
竹の熊手に、七福神になぞらえた七つの宝を下げた広島独自の縁起物で、片手サイズのものから、一人では運べないほど大きな物まであります。
これで福をかき集めて商売繁盛を願うのですが、毎年お祭りに合わせて新しいものを買い、古いものと交換するならわしです。
前の年より商売が好調だったら一回り大きな物を買うとよいと言われています。
新しい「こまざらえ」を祈祷してもらおうと多くの人が訪れています。
■参拝した女性
「今年初めて買わせてもらって、友達のお店のぶんと自分のお店と。商売繁盛。お客さんがたくさん来てくれたらいいなと思って」
■参拝した男性
「景気が良くなるように。(ご利益は)あるんじゃないですかね。願っとかんとないしね」
■ざるを持った男性
Q.どうしてこのタイプに?
「無駄のないように、ザルでちゃんと拾えるように。コロナがあったんで3年ぶりですね。自分の周りの人が幸せに、日々心穏やかに過ごしてもらえたらなと思いながら。」
19日は、午後7時から10時まで中央通りでは交通規制が行われ、神楽や和太鼓の上演が予定されています。
バスの路線変更も予定されていますので、お気を付けください。
えびす講はあさって20日までで、期間中およそ30万人の人出が見込まれています。
【2024年11月18日午後6時15分放送】