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広島県の高校生が『競歩』で日本一に! 「自分だけのものを見つけられて幸せ」 競歩の魅力に迫る!【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年9月29日 22:00
広島県の高校生が『競歩』で日本一に! 「自分だけのものを見つけられて幸せ」 競歩の魅力に迫る!【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。有田優理香アナウンサーが、競歩で日本一に輝いた広島県の高校生をプレゼンします。

競歩は、トラックやロードを「歩いて」速さを競う陸上競技です。2024年のパリオリンピックでも盛り上がりを見せました。その競歩で日本一に輝いた高校生が、広島市立舟入高等学校3年の中島壮一朗選手です。元々長距離の選手でしたが、高校1年生の6月にケガをし、そのリハビリとして競歩を始めたそうです。メキメキと力をつけ、2024年のインターハイで5000m競歩で優勝に輝きました。

中島選手に、インターハイを振り返ってもらいました。

■広島市立舟入高等学校3年 中島壮一朗選手
「(インターハイから)1か月半ぐらい経って、ようやく自分の中で優勝したんだなっていうのが、しっかり実感としてわいてきてくれたかなと思います。ケガをしていなければ(競歩を)やっていなかったし、自分一人で多分できていなかったので、何かしらのめぐりあわせを、日々、最近は特に実感していますね。」

2023年はインターハイ4位。2024年悲願の優勝に輝いた中島選手。そんな中島選手が取り組む競歩は、見た目以上に難しく、厳しく、奥深いスポーツです。その競歩の魅力を探ると、中島選手の強さが見えてきました。

中島選手強さのヒミツは、「歩きのはずなのに速い」「独特のルール」「 出会いは運命」の3つです。

まずは「歩きのはずなのに速い」についてです。一般的に、成人男性の歩くスピードが時速4キロ~5キロ、自転車の平均時速が14キロに対し、競歩の速さは、平均時速15キロです。中島選手の2024年のインターハイ優勝の記録は5000m20分45秒で、計算すると時速およそ14キロとなります。

速く歩くことができる理由は、歩くときの「体の使い方」にありました。中島選手によると、1歩をより伸ばすために、腰のひねりを使うのが競歩の基本だそうで、骨盤を回して動き、腕の引く力で体をまっすぐに向けたまま歩きます。また、特につま先を上げないといけないため、かかとで着きます。膝を伸ばしてかかとで着く性質上、すねを上げるために、前脛骨筋など普段走りで使わない筋肉をひたすら使う競技だと、話していました。

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