どうなる?日本製鉄・呉 土地の一括購入を協議
木原防衛大臣は3月5日防衛拠点に整備に向け、土地の”早期”の一括購入を協議していることを明らかにしました。
日本製鉄・呉製鉄所。全ての設備を停止し、事実上の閉鎖となり半年。跡地の活用を巡る動きが大きく動き出しました。
■木原防衛相
「防衛省として今後日本製鉄瀬戸内製鉄所跡地を含む呉地区において多機能な複合防衛拠点を新たに整備していきたいと考えております」
木原防衛大臣はきょう、跡地について土地を早期に一括で購入することを視野に現在、協議していることを明らかにしました。装備品などの維持整備や艦艇の配備、訓練所の活動基盤などの機能を一体的に整備したいとしています。完成時期は今後の検討で決めると述べ、まずは機能の配置計画についてできるだけ早く地元の自治体に説明したいとしています。
呉市民の反応はさまざまです。
■呉市民
「私自身は日新の建物が大好きだったので高炉とか建物を残してほしかったけど高齢化率の高い町ですので若い人が入ってくるのはありがたい」
■呉市民
Q心配は?「何もないですずっと昔から自衛隊は呉にいますから(抵抗は)ないです」
■呉市民
「付近の住民に騒音がどうなるか気になるけど人が集まるのはいいこと」
またきょうの県議会で湯崎知事は、提案は選択肢のひとつとした上で、防衛省から丁寧に話を聞きたいとしました。そして来月、日本製鉄、呉市、県の3者協議の場を設置すると述べ、跡地の利活用を検討するとしています。
一方、呉市では、今月11日に市議会で防衛省の担当者が詳しい内容を説明する予定です。
【2024年3月5日 放送】