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引き続きインフル警報を発令中  県内の医療現場の現状は?【徳島】

2025年1月23日 18:45
引き続きインフル警報を発令中  県内の医療現場の現状は?【徳島】
徳島県によりますと、1月13日から1月19日までの一週間に県指定37の医療機関で確認されたインフルエンザ感染者は前の週より994人少ない1129人でした。

1医療機関当たりの平均は30.51人で、過去最多となった前の週から大きく減少しました。

しかし県は、いまだ大きな流行の継続が疑われるとして、引き続き県内全域に「インフルエンザ警報」を発令中です。

一方、新型コロナウイルスは、県指定37の医療機関で先週より78人少ない348人の感染が確認され、1医療機関当たりの平均は9.41人となりました。

このため県は独自に定めた注意喚起メッセージを「警戒」から「注意」に引き下げています。

この冬のインフルエンザ感染拡大、現状はどうなっているのでしょうか。

1月22日、県内の医療現場を取材しました。

(田山チャイルドクリニック・田山正伸院長)
「午前中の患者は4人発熱外来来た。インフルエンザの方は特にいない」

徳島市北矢三町にある田山チャイルドクリニックです。

22日の午前中、こちらの発熱外来には最終的に6組が訪れましたが、検査の結果、いずれもインフルエンザではありませんでした。

これは、1月4日に病院の発熱外来に来た人の検査結果です。

この日は18人が検査に訪れ、うち16人がインフルエンザA型の診断を受けていました。

(田山チャイルドクリニック・田山正伸院長)
「過去最高という数字は、だんだん下がってくると思う」

ピークは過ぎつつあるインフルエンザA型の流行。

なぜ今シーズンこれほど流行したのでしょうか。

(田山チャイルドクリニック・田山正伸院長)
「一番はコロナの影響、(コロナが流行した)最初の3年間は、まったくインフルエンザは流行しなかった」
「(当時)徹底した感染予防対策は良かったのだが、残念ながら通常の感染症も減った。だから(みなさんの)免疫力も落ちてきている状況」

免疫力が落ちた上に、感染対策が徹底されなくなった事が、今回の流行につながったと見られます。

田山医師によりますと、今は新型コロナの感染者が徐々に増加していて、今後はインフルエンザB型の流行も予想されていることから、まだまだ予断を許さない状況だということです。

(田山チャイルドクリニック・田山正伸院長)
「マスクの着用や手指消毒の感染予防対策が少しおろそかになっているのは、広がる原因になる」
「完全にインフルエンザが安心できるのはあと2か月ぐらい」
「3月ぐらいまで注意を要する」
最終更新日:2025年1月23日 21:35
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