8月7日、日弁連は徳島刑務所に対し、受刑者の熱中症対策に関して抜本的な措置を講じるよう勧告したと発表しました。

日弁連は、7月30日付で徳島刑務所に対し勧告書を提出しました。

勧告書によりますと、2022年5月、徳島刑務所の収容者からほとんどの部屋には、エアコンや扇風機などが整備されているものの、居室で作業する受刑者を単独で収容する部屋では、うちわの貸与のみであることから、受刑者の健康を害しかねないとして、人権救済の申し立てがありました。

これを受けて日弁連は、徳島刑務所に対し、抜本的な熱中症対策を講じるよう勧告しました。

勧告書では、全ての建物にエアコンを設置し28℃未満の状態を保つなど、適切な温度管理を求めています。

勧告を受けて徳島刑務所は、「各種対策に最大限に取り組み、適切な処遇に努めたい」とコメントしています。