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過去に例のない「災害級の暑さ」に注意を 県は緊急の危機管理会議を開き「熱中症危機事態宣言」【徳島】

2024年8月5日 18:20
過去に例のない「災害級の暑さ」に注意を 県は緊急の危機管理会議を開き「熱中症危機事態宣言」【徳島】
連日続く猛暑、徳島県内でも熱中症による救急搬送が急増していることから、8月5日、徳島県は緊急の危機管理会議を開きました。

徳島県庁で開かれた危機管理会議には、危機管理部や保健福祉部関連の担当者26人が出席しました。

会議では、初めに県内の熱中症による救急搬送の増加について、担当者から説明がありました。

それによりますと、県内で7月29日から8月4日までの1週間に、熱中症または熱中症の疑いにより救急搬送されたのは128人で、前の週に比べ1.7倍と急増しています。

4日は、農作業をしていた87歳の男性と、自宅にいた76歳の女性の2人が亡くなっています。

また、搬送された患者の8割近くが65歳以上の高齢者で、住居内での発症が半数を占めています。

会議では、過去に例のない「災害級の暑さ」が続いていることから、徳島県熱中症危機事態宣言を出して、県民に対し熱中症に厳重に注意するよう呼びかけることを決めました。

(谷本悦久徳島県政策監)
「自分の命を守る行動を取ってもらうことが大事。屋外作業時には、最大限の注意を払ってもらいたい」
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