相談を受けた交番の巡査が特殊詐欺を見抜けず徳島県内の女性が30万円を騙し取られていたことが県警の発表で明らかになりました。

被害にあったのは県内の50代の女性です。

県警によりますと１月14日午前10時ごろ女性のスマートフォンにNTT職員を名乗る男から「サイトに未納料金があり支払わなければ裁判になる」とうその電話がありました。

女性は阿波市の阿波交番に立ち寄って20代の男性巡査に相談。

男性巡査はNTTを名乗る男と女性の携帯電話で直接会話しましたが「本人でなければ話せない」などと伝えられ電話を返した結果、女性は現金30万円を振り込み騙し取られたということです。

その後も女性は同じ手口の電話を受け事件翌日に銀行で手続きを行っていたところ、銀行員が詐欺と気付き被害が発覚しました。

県警は「警察官が詐欺を見抜けず被害を発生させたのは極めて残念。職員への指導を徹底する」とコメントしています。