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厄除けや無病息災 家内安全を願う 薬王寺の初会式で僧侶が「転読」【徳島】

2025年2月12日 16:12
厄除けや無病息災 家内安全を願う 薬王寺の初会式で僧侶が「転読」【徳島】
厄除け寺として知られる徳島県美波町の四国霊場23番札所・薬王寺で、2月12日に「初会式」が行われました。

薬王寺の「初会式」は、厄除けや無病息災、家内安全を願うための行事で、毎年、薬王寺の本尊である薬師如来の立春後の最初の縁日にあわせて行われています。

この日は、薬王寺にゆかりのある徳島県内の真言宗の寺から20人あまりの僧侶が集まりました。

本堂では、僧侶が全部で600巻ある大般若経の経典を扇のように広げて上下させながら読経する「転読」を行いました。

「転読」は、長い経文の最初と真ん中、最後の部分を読み上げる作法で、経典に扇がれて起こる風は功徳をもたらすと言われます。

参拝客らは手を合わせて、1年の無病息災や家内安全を祈っていました。
最終更新日:2025年2月12日 16:29
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