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小松島航空基地所属のヘリコプターを含む海上自衛隊のヘリ2機が伊豆諸島沖で墜落 捜索続く【徳島】

2024年4月22日 19:17
小松島航空基地所属のヘリコプターを含む海上自衛隊のヘリ2機が伊豆諸島沖で墜落 捜索続く【徳島】
4月20日、徳島県の小松島航空基地所属のヘリコプターを含む海上自衛隊のヘリ2機が、伊豆諸島沖で訓練中に墜落しました。

1人が死亡、7人が行方不明となっていて、22日も引き続き捜索がおこなわれています。

2023年7月、小松島航空基地でサマーフェスタが開催された時の様子を撮影した映像、展示されていた哨戒ヘリコプターの機体に書かれた番号は「43」、このヘリコプターが今回、伊豆諸島沖で墜落したSH-60Kです。

「ヘリコプターが墜落した海域の周辺で、護衛艦が捜索活動をおこなっています」

防衛省によりますと、20日の夜、海上自衛隊の小松島航空基地と長崎県の大村航空基地に所属する哨戒ヘリコプターが伊豆諸島の鳥島の東の海域で訓練中に墜落しました。

防衛省は「2機が衝突した可能性が高い」としていて、フライトレコーダーにも機体に異常があったことを示すデータは確認されていないということです。

(木原稔防衛相)
「収容した隊員の死亡が確認されたことにつきましては、 防衛大臣として衷心より哀悼の誠を捧げたところでございます」

2機にはそれぞれに4人ずつ、あわせて8人の隊員が乗っていましたが、収容された1人が死亡、7人が行方不明となっています。

防衛省はそれぞれの機長の名前のみ公表していて、小松島航空基地所属のヘリは板村一輝3等海佐が機長をつとめていました。

(基地近くの住民)
「家族の方は心配されていると思うので、一刻もはやく見つけてあげてもらいたい」
「大変やな、早く見つかってほしい」

(大江実結記者)
「ヘリコプターは、潜水艦に対する夜間の戦闘訓練中に墜落したということです」

墜落したヘリ2機は、別の1機をあわせた3機で潜水艦を探す夜間訓練中でした。

小松島航空基地第24航空隊で幕僚を務めた、牟岐町の危機管理監・白木健治さんは、夜間に墜落した点に注目し、こう指摘します。

(元第24航空隊幕僚 白木健治さん)
「空間識失調というんですけれども、夜暗いところにいくと自分の感覚が少しずれる。(機体の)姿勢がわからなくなる、上下がわからなくなる。そういった体のセンサーが、勘違いをおこす。考えられる原因を調べて特定するのが事故調査ですので、事故調査の結果がわかるまではなんともわからない」

現場の海域では、引き続き自衛隊と海上保安庁が捜索を続けています。
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