9月1日午後、徳島県鳴門市の神戸淡路鳴門自動車道でトラックやオートバイなど複数台が絡む事故があり、オートバイの男性が死亡しました。

（視聴者提供映像）
「なんで燃える?」

高速道路脇でもうもうと黒煙を上げて、炎上するトラック。

運転席付近は炎に包まれています。

場所は、鳴門市撫養町の神戸淡路鳴門自動車道の上り車線、撫養トンネルを神戸方面に抜けたところです。

警察などによりますと、1日午後3時半ごろ、この炎上したトラックとは違う別のトラックとオートバイが衝突し、オートバイが転倒しました。

このあと、後続の車、少なくとも2台が転倒したオートバイとぶつかり、このうちのトラック1台がオートバイとともに炎上しました。

（大江実結記者）
「トラックの前部分、バイクが黒く焼け焦げているのが見えます」

この事故で、オートバイに乗っていた徳島県北島町新喜来の会社員の31歳の男性が死亡しました。

炎上したトラックの運転手は逃げ出して、ケガはありませんでした。

（河野将明記者）
「事故現場が見えてきました。トラックとオートバイは、あのトンネルの入り口付近で事故を起こしたと見られています」

最初にトラックとオートバイが衝突したのは、トンネルの入り口手前です。

トラックが車線変更したところ、後ろから来たオートバイと衝突したと見られています。

このあと、後続の別のトラックが転倒したオートバイと衝突し、フロント部分でオートバイを押し出す形でトンネル内を走行、トンネルを抜けて、道路脇に停車しました。

トラックとオートバイは炎上しました。

亡くなった男性は、トンネルの入り口付近で発見されています。

この事故で鳴門インターから鳴門北インター間の上り線が、約10時間半にわたって通行止めとなりました。

警察は、トラック2台の運転手などから話を聞くなどして、事故の詳しい経緯を調べています。

神戸淡路鳴門自動車道での徳島県内の死亡事故は、高速道路を歩いていた男性がトラックにはねられ亡くなった2006年以来です。