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8月30日の夜のはじめごろに徳島に最も接近か 台風10号は発達しながら日本の南を北上(8月26日午後5時半時点)【徳島】

2024年8月26日 17:49
8月30日の夜のはじめごろに徳島に最も接近か 台風10号は発達しながら日本の南を北上(8月26日午後5時半時点)【徳島】
強い台風10号は、30日金曜日の夜のはじめごろに徳島県に最も接近するおそれがあります。気象台は土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。

強い台風10号は、日本の南を西寄りに進んでいます。

中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルです。

台風は、今後発達しながら日本の南を北上し、8月30日金曜日の夜のはじめごろに徳島県に最も接近するおそれがあります。

県内は台風周辺の発達した雨雲により、8月28日は南部を中心に警報級の大雨となる見込みです。

今後、24時間単位で予想される雨の量は、27日夜6時までが北部で50ミリ、南部で100ミリ。

28日の夜6時までが北部で80ミリ、南部で150ミリ、その後、29日木曜日の夜6時までが北部で150ミリ、南部で300ミリとなっています。

28日は南部でうねりを伴った大しけとなるほか、海上では非常に強い風が吹く見込みです。

最大瞬間風速は北部・南部とも陸上が25メートル、海上が30メートルと予想されています。

また、29日以降は台風の接近に伴い潮位が高くなり、警報級の高潮となる可能性があります。

気象台は土砂災害や低い土地の浸水、暴風などへの警戒を呼びかけています。

台風への備えとして、牟岐町の牟岐漁港では、午前中に地元の漁師15人ほどが台風の接近に備え、約1時間かけて約60隻の漁船を横一列にロープでつなぎました。

これは「時化繋ぎ」とよばれるもので、船が波風の影響を受けにくくするための対策だということです。

交通機関への影響です。

JR四国では、台風10号の影響で、8月28日以降、強風や大雨により運転見合わせや大幅な遅れ、行き先変更が発生する可能性があるとして、最新の運行状況をホームページなどで確認するよう呼びかけています。

またオーシャン東九フェリーは、8月26日夜北九州発で27日徳島経由の東京行きと、26日夜東京発で27日徳島経由の北九州行きの上下2便の欠航を決めています。

さらに国土交通省では、台風10号に伴う大雨や暴風により災害発生の恐れがある場合、アンダーパスなどを中心に通行止めを行う可能性があるとして、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

8月26日午後5時半時点
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