「信頼関係の再構築を」トラブル相次ぐ熊本市電 検証委が最後の会議 年明けにも提言
熊本市電のトラブルはことし15件
熊本市電で相次ぐ運行トラブルをどう防ぐか、再発防止策を検討する検証委員会の最後の会議が24日、開かれました。提言に盛り込まれる内容とは。
熊本市電では今年、信号無視や走行中にドアが開くなどの安全に関わるトラブルが、23日までに15件起きています。こうした事態を受けて、学識経験者や市交通局のOBなどで作る検証委員会が再発防止策を検討していました。
熊本市電では今年、信号無視や走行中にドアが開くなどの安全に関わるトラブルが、23日までに15件起きています。こうした事態を受けて、学識経験者や市交通局のOBなどで作る検証委員会が再発防止策を検討していました。
24日に開かれた最後の会合では、事務局がまとめた運転士の学科教習の期間延長や、やる気を向上させる取り組みなどを承認しました。こうした対策に加え、運転士や職員への聞き取り調査の結果も提言に盛り込み、年明けにも大西一史熊本市長に提出する予定です。
24日は提言の内容は明らかにされませんでしたが、検証委によりますと交通局内の信頼関係の再構築を呼びかける内容になるということです。
■検証委会長 吉田道雄熊本大学名誉教授
「正論を言っても通じないという関係が、もう出来上がってしまっているというのはちょっと言い過ぎかもしれませんけど、そのような感じがします。私ども4人(の委員)は少なくとも応援団のつもりですから、しっかり頑張ってください」
最終更新日:2024年12月24日 20:15