ダム建設で水没予定地に残る最後の1軒の解体が進む
国が計画している川辺川ダム建設で水没予定地に1軒だけ残っていた住宅の解体が14日も進められています。
解体が進められているのは、球磨郡五木村頭地地区で尾方茂さん夫婦が、共に数年前に亡くなるまで暮らしていた家です。
尾方さんの家も、高台の代替地への移転対象でしたが、自給自足の農業をしていた尾方さん夫婦は代替地で農地の造成が進まず移転を拒んでいました。
費用は、国が負担します。
国交省 川辺川ダム砂防事務所によりますと、他の住宅は、代替地や村外へ移転していて、尾方さんの土地が引き渡されれば、対象の549世帯全ての移転が完了します。