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怒鳴りつけやサービス残業に追い込むパワハラ行為繰り返す 熊本県の女性職員を減給処分

2024年4月12日 19:03
怒鳴りつけやサービス残業に追い込むパワハラ行為繰り返す 熊本県の女性職員を減給処分

大勢の前で部下を怒鳴りつけたりサービス残業に追い込んだりするパワハラ行為を繰り返したとして、熊本県は12日、県北の地域振興局に努める課長級の女性職員を減給処分としました。

減給10分の1、3か月の懲戒処分を受けたのは、県北広域本部の地域振興局に勤務する54歳の課長級の女性職員です。

県によりますと、この職員は2022年11月から2023年5月にかけて、2人の部下に対して、それぞれ他の職員がいる前で「行き当たりばったりで仕事している」、「なぜあなたはできないのか」と叱責を繰り返したほか、「聞いていない」、「やり直すように」と大声で怒鳴りつけました。このうち1人の部下はストレスから1か月ほど出勤できない状態になったということです。

また、業務が忙しい状況にもかかわらず複数の部下に残業しないよう命じ、結果的に勤務時間を記録しない「サービス残業」を余儀なくさせました。

この職員は、一部の発言については「言い過ぎたのかもしれない」と認める一方で、怒鳴りつけたことやサービス残業については「そんなつもりはなかった」と話しているということです。

今年度、県職員の懲戒処分は初めてです。

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