TSMC進出で渋滞が深刻化 緩和につながるか?大津町が新しい道路の建設構想
大津町の中心部を通る国道443号。朝と夕方を中心に渋滞が深刻化しています。通勤の車でしょうか。渋滞を避けるために、農道などに入る様子も。手前が熊本空港方面。奥がJR肥後大津駅方面。高台から見るとご覧の列です。
■緒方太郎キャスター
「朝と夕方に運転する機会は多いですか?」
■大津町民
「仕事や保育園の送迎で運転する。焦ったり、時間に余裕がなかったりはありますね」
■大津町民
「TSMCが来るってわかった段階から道路整備が先じゃないかって思って、わかっていることじゃないですか、そうなるのは」
大津町の隣、菊陽町にある台湾の大手半導体メーカーTSMCの工場。第1工場での量産が始まり、国内企業への供給などでさらなる交通量の増加が予想されます。
そうした中、大津町の金田秀樹町長は、渋滞対策としてある方針を明らかにしました。
■大津町 金田秀樹町長
「以前から県道と国道が南北に通っているんですが、南北の渋滞が厳しいというところで、あと1本ルートを作ることによって、渋滞緩和につながっていくというところで」
JR肥後大津駅と熊本空港の間の特に南北を通る4本の幹線道路が渋滞する中、このエリアにもう1本道路をつくる検討をすすめています。
この周辺には、JR肥後大津駅と熊本空港を結ぶ空港アクセス鉄道の中間にあたる駅の設置も計画されています。道路が整備される時期は決まっていませんが、大津町では、鉄道のルートをにらみながら効果的な場所を選ぶ考えです。
■大津町 金田秀樹町長
「町が繁栄して住み暮らしやすい町であり続けるために、(渋滞対策は)必要だと思っていますので、議会や住民のみなさまの声を聞きながら進めていきたいと思っています」
経済分野で転換期を迎える熊本。その発展に水を差さないための渋滞対策が求められます。