車運転の高森町長「速やかに発表すべきだった」踏切で列車と衝突事故を町は公表せず
11月9日、熊本市のJR豊肥線の踏切で列車と衝突した車を運転していた高森町の草村大成町長は、15日会見を開き、事故後の対応などについて説明し、速やかに発表すべきだったと陳謝しました。
■高森町 草村大成町長
「発表がもう少し速やかに私個人としてやっておけば良かったと大変反省をしているところでございます。申し訳ございませんでした」
この事故は、11月9日夜、熊本市北区龍田陳内にあるJR豊肥線の踏切内で立ち往生していた高森町の草村大成町長が運転する車と、列車が衝突したものです。草村町長や列車の乗客乗員にけがはありませんでしたが、JR豊肥線は約4時間にわたって運休や遅れが生じ、約600人に影響が出ました。
草村町長は家族の家に向かう途中だったということです。草村町長は、すぐに町に事故を報告しましたが、町は、公務外の事故であり、人的被害がなかったこと、車も公用車ではなかったことなどから公表を控えていたということです。
草村町長は事故後も公務を続けていて、JR九州への損害賠償については被害の状況が明確になり次第真摯に対応していくと話しています。