江戸期に津波被害を伝えるためだけに建てられた石碑など3件を熊本県重要文化財に
熊本県の文化財保護審議会は、江戸時代の津波災害を伝える石碑など3件を県の重要文化財に指定するよう答申しました。
県の重要文化財に答申されたのは、
▼熊本市の寛政津波教訓碑、
▼阿蘇市の国造神社の神殿と拝殿、
▼美里町の木造天部立像の
3件です。
寛政津波教訓碑は、1792(寛政4)年、今の長崎県島原市にある雲仙普賢岳が噴火し、眉山の一部が有明海に崩れ落ちて起きた津波の被害を伝えています。
高さ10mを超える津波が押し寄せて、熊本側で約5000人が亡くなり「島原大変肥後迷惑」と言われました。
県の重要文化財に答申されたのは、
▼熊本市の寛政津波教訓碑、
▼阿蘇市の国造神社の神殿と拝殿、
▼美里町の木造天部立像の
3件です。
寛政津波教訓碑は、1792(寛政4)年、今の長崎県島原市にある雲仙普賢岳が噴火し、眉山の一部が有明海に崩れ落ちて起きた津波の被害を伝えています。
高さ10mを超える津波が押し寄せて、熊本側で約5000人が亡くなり「島原大変肥後迷惑」と言われました。
この石碑は津波の3年後に完成。江戸時代につくられた津波の被害を伝える全国の石碑のうち、津波の教訓を伝えることだけを目的に作られた石碑はこれが唯一だということです。
3件が正式に県の重要文化財に指定されるのは3月後半の予定で、指定を受けると、県指定の文化財は399件になります。
最終更新日:2025年3月3日 12:40