去年の熊本県内の交通事故件数は前年より1割減少 一方で死者数は過去5年間で最多
去年、熊本県内で起きた交通事故は前年より1割あまり減少しました。一方で、事故による死者数は過去5年間で最も多くなっています。
熊本県警によりますと、去年1年間に県内で起きた交通事故は2945件で、前年の3312件から367件、11%減少しました。また事故による負傷者も510人減って3630人でした。
熊本県警によりますと、去年1年間に県内で起きた交通事故は2945件で、前年の3312件から367件、11%減少しました。また事故による負傷者も510人減って3630人でした。
しかし、事故で亡くなった人は55人で、統計が残る1948年以降最も少なかった前年から18人増え、ここ5年間で最多となりました。亡くなった人が最も多かったのが、歩行者と車の事故です。歩行中に車との事故で亡くなった人は20人で、このうち13人が道路を横断中でした。
■熊本県警交通企画課 前田貴史警部
「(ドライバーは)歩行者がいないかどうか確かめ、もしいた場合には、必ず一時停止して(歩行者を先に)横断させる。歩行者は当然、横断歩道が近くにある場合には横断歩道を利用する。双方の思いやりの心をもって道路を利用してほしい」
また、県警は去年、車に乗車中の事故で死亡した人のうち5件はシートベルトをしていれば助かったとして、シートベルト着用の徹底を呼びかけています。
最終更新日:2025年1月17日 19:30