大津町は5日、町の国際交流事業で訪れていたアメリカのプールでおぼれ、意識不明となっていた女子中学生が亡くなったと発表しました。

大津町によりますと、女子中学生は日本時間の今月1日午前4時前、アメリカ中西部･ネブラスカ州のヘイスティングズ市にあるレジャー施設のプールで、昼食後に泳ぎ始めてまもなくおぼれました。

女子中学生は意識不明の重体で集中治療室で治療を受けていましたが、日本時間の4日午後2時30分頃、亡くなったということです。

町によりますと、女子中学生がおぼれたプールは、最も深いところでは4メートルあるということです。女子中学生は、3、4人のグループで近くにあるウォータースライダーを滑るなどしていましたが、おぼれた時の詳しい状況は分かっていません。

女子中学生は、町主催の国際交流事業で町内の中高生や町の職員2人と7月26日から現地を訪れていました。事故があった当時、町職員2人のうち、1人は着替えのため
更衣室にいて、もう1人は別のプールで同行していた子どもの写真を撮影しながら見回りをしていたということです。町は当時の体制に問題がなかったか検証するとしています。

ヘイスティングズ市のホームページによりますと、事故が起こった施設は今年の残りの期間、閉鎖を決定したということです。また、｢少女、その家族、友人、この出来事の影響を受けたすべての人々に引き続き思いを寄せ、祈りを捧げます｣とコメントしています。