車を運転中にスマホを拾おうと脇見 自転車と接触し重傷を負わせた男性教頭を戒告処分
去年8月、自家用車を運転中に自転車と接触事故を起こし重傷を負わせたとして、公立小学校の教頭が6日付で戒告処分を受けました。
戒告処分となったのは、芦北教育事務所管内にある公立小学校の50歳の男性教頭です。
熊本県教育委員会によりますと、男性教頭は、県教委に勤務していた去年8月、自家用車で通勤中、芦北町佐敷の横断歩道で自転車と接触事故を起こし、転倒させました。自転車に乗っていた人は、頭を強く打つなど重傷を負いました。
男性教頭は助手席の下に落としたスマートフォンや荷物を拾おうと脇見をしていて、自転車に気づくのが遅れたということです。
男性教頭は過失運転致傷の罪で簡易裁判所に略式起訴されて今年3月12日付で罰金70万円の略式命令を受け、刑事処分が確定した今年4月に県教委から公立小学校の教頭に異動しました。
県教委は「刑事処分が確定した頃にはすでに人事の配置先がほとんど決まっており、この時点で人事を変更すれば教職員の人事異動全体に影響が出ることから予定通り人事異動を行った」としています。