×

【運転手不足】忘年会シーズン タクシー乗り場は長い行列…「乗合タクシー」の実証実験始まる

2024年12月9日 19:40
【運転手不足】忘年会シーズン タクシー乗り場は長い行列…「乗合タクシー」の実証実験始まる
運転手不足が課題となっているタクシー業界。忘年会帰りなどタクシーを待つ人で混み合う週末の深夜の時間帯で「乗合タクシー」の実証実験が、熊本市の中心部で始まりました。

熊本市中央区で12月6日から試験的に運行が始まった「乗合タクシー」。取り組むのはTaKuRoo、熊本タクシー、熊交観光タクシーの3社です。「乗合タクシー」が走るのは12月の金曜日と土曜日の深夜。日付が変わった午前0時から午前2時まで、10分おきに計13便走ります。

熊本市中央区の水道町バス停から熊本市電の終点「健軍町電停」がある東区の健軍四ツ角バス停の区間、約5キロを走ります。途中で降車できるのは、水前寺駅通りバス停と神水町バス停となっています。運賃は、前払いで一律1500円、乗車定員は8人です。

実証実験の背景には「運転手不足」があります。
■洲﨑湧貴記者
「午前0時を過ぎましたが、タクシー乗り場には長い列ができています」

熊本市タクシー協会によりますと、運転手不足に伴い、稼働できる台数が減少。金曜日と土曜日は利用客が多く、市電やバスの運行を終了した後の深夜の時間帯では、タクシーの待ち時間が長くなっているといいます。

■タクシーを待つ人
「(待つけど)しょうがない。手段がないです、これ(タクシー)しか」

■県外から来た人
「ほかの県と比べたら(タクシーの待ち時間は)長いと思います」

特に今は忘年会シーズン。このような状況を少しでも打開しようと、タクシー業界が乗り出したのが、この「乗合タクシー」です。

■熊本市タクシー協会 小山剛司会長
「夜の車の数が、なかなか増えづらい状況。運行の数、やっぱり人手不足というものを解消するためにもですね、輸送力が大きいジャンボタクシーを使って(運行したい)」

「乗合タクシー」に乗った人は。
■乗車した人
「良いんじゃないですかね。タクシーがなかなかつかまらなかったので、10分おきにくるっていうのは非常に便利」

■乗合タクシーの乗客
「タクシーって、なかなか止まらないですよね。同じ方向に行くんだったら(乗合タクシーは)良いと思いますね」

実証実験は、12月の金曜日と土曜日に行われます。熊本市タクシー協会は、利用状況をみて本格的に運行するか、熊本市などと協議する方針です。

最終更新日:2024年12月9日 19:40
熊本県民テレビのニュース
24時間ライブ配信中
日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
logo

24時間ライブ配信中