「この場から逃げ出したくなった」演習場で訓練中に行方不明 陸自隊員を減給処分
陸上自衛隊北熊本駐屯地は、訓練中に行方不明になった30代の男性隊員を23日付で減給処分としました。
減給処分となったのは、現在、第8師団司令部に所属する30代の3等陸佐です。北熊本駐屯地によりますと、2022年8月31日の午前5時頃、大分県玖珠町の演習場で武器などを使う訓練中、3等陸佐がいなくなっていることに別の隊員が気付きました。
減給処分となったのは、現在、第8師団司令部に所属する30代の3等陸佐です。北熊本駐屯地によりますと、2022年8月31日の午前5時頃、大分県玖珠町の演習場で武器などを使う訓練中、3等陸佐がいなくなっていることに別の隊員が気付きました。
隊員が捜索を行ったところ、翌日の午前9時40分頃、3等陸佐を玖珠郡内で保護したということです。3等陸佐は武器などを持ち出しておらず、「自身の業務にストレスや悩みを感じ、この場から逃げ出したくなった」と話したということです。
北熊本駐屯地は23日付で3等陸佐を減給処分(8月分の給料15分の1)としました。処分に約2年かかった理由について北熊本駐屯地は、「過去の事例と照らし合わせて決めたため」としています。