総力取材!「くまもと この1年」カメラがとらえた驚きの映像
今年の熊本のニュースを振り返る「くまもと この1年」。今回は、県内で撮影された「驚きの映像」で今年を振り返ります。
■子どもたち
「寒いので外に出ない方が良いと思いました」
「これまでに経験したことない寒さ」
年明け早々、県内は寒波の影響で厳しい冷え込みに見舞われました。阿蘇では、積雪の様子を撮影していたカメラマンの目の前で歩いていた人が足を滑らせて転びました。
阿蘇市の古閑の滝は、高さ100メートルにわたる氷の柱に。
■福岡・糸島市から
「ここに来るまで道に迷ったんですけど、すごくいい滝が見られてよかったです」
天草市の住宅では水道が…出ない。住宅の裏では水道管が破裂しました。地元の水道局には、水道管の凍結や破裂の相談が相次いだということです。
4月、熊本港で行われた花火大会。花火が次々に打ちあがっていた、次の瞬間!
(観客)「こら、大ごとやん」
会場の枯れ草から火の手が!ジワジワと燃え広がる炎。その後、火はいったんおさまり、花火の打ち上げが再開されたものの…。しばらくすると再び炎が。
■松本茜記者
「花火は再開しましたが、再び炎が上がっているのが見えます。2キロ離れた場所でも炎が上がっているのが分かります」
火はみるみるうちに燃え広がり、辺り一面炎と煙に包まれます。この火事で、会場の枯れ草約2000平方メートルを焼失。けが人はいませんでした。
■平井友莉アナウンサー
「ボートに乗った救助隊が今、益城町赤井地区の方に向かっています。その奥には数名の人の姿も見えます」
線状降水帯が2度発生した7月3日。県内では非常に激しい雨が振り続きました。
「危ない。死ぬわ!」
山都町の国道にかかる金内橋。増水した川が激しい勢いで流れる中、橋を渡る車。その数分後…。
■福島尚輝記者
「山都町の国道です。御船川にかかる橋が完全に崩落し、道路が寸断されています」
金内橋は崩落。あわや大事故につながる危険な瞬間でした。
7月、熊本市南区の九州高速道路で、走行していた大型トラックのタイヤが破裂し、中央分離帯に衝突。カメラがとらえてたのは…大量のサバ。荷台に積んでいた冷凍のサバが散乱したのです。事故によるけが人はいませんでしたが、この光景を目にした人はギョっとしたかもしれません。
11月、クレーン車で釣り上げられていたのは、大破した車。熊本市北区にあるJR豊肥線の踏切で、立ち往生していた車1台と上り列車が衝突。この車を運転していたのは、高森町の草村大成町長でした。公務外に自家用車で起こした事故で、人的被害がなかったことから、町は6日間公表を控えていました。
■高森町 草村大成町長
「発表がもう少し速やかに、私個人としてやっておけば良かったと、大変反省をしているところでございます。申し訳ございませんでした」
最後は5月に天草市の沖合で撮影された驚きの映像。
沖合で魚釣りを楽しんでいたところ…海面にひょっこり顔を出していたのは…アザラシ!撮影した男性はとっさに撮影。しかし、すぐに海の中に姿を消してしまいました。
■一緒にいた濱﨑太一さん
「最初は亀だと思っていたのですが/よく見るとアザラシで…」
■撮影した 田川大登さん
「本当に冗談みたいな感じでした。海の中がおかしくなったのかなと思いました」
専門家によります、アザラシが暖かい九州で姿を現すのは、非常に珍しいとのことです。再び人前に姿を見せることはあるのでしょうか。