「冬物着てくればよかった」各地で"春の嵐"あられやフェリー欠航も
「春分の日」の20日、県内各地で午前中に強い風が吹き、あさぎり町では最大瞬間風速が3月の観測史上最大を記録しました。また海上の強風のためフェリーが欠航するなど交通にも影響が出ました。
南小国町で午前9時頃に撮影された霰が降る様子です。
阿蘇市では昼すぎまで雪が舞いました。気象台によりますと、低気圧が発達しながら日本海を東に進んだ影響で上空には強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になりました。
■緒方大樹記者
「風の影響でしょうか。駐輪場では自転車が倒れています」
各地の最大瞬間風速は宇城市で19.6メートル、阿蘇市で18.9メートルなどを観測し、あさぎり町では18.4メートルと3月の観測史上最大となりました。
■通行人
「めちゃめちゃ風が強くて髪がぼさぼさです。(春物の服は)チョイスミスです。冬物着てくればよかったなと思っています」
「きょうは特に寒いですね。花冷えっていうのかな」
県内のフェリー各社は20日朝から昼過ぎ頃まで欠航していましたが、午後3時頃からは運航を再開。21日は朝から雲が残る所があるものの、おおむね晴れの一日になるということです。