カナダのエドモントン国際空港が熊本との定期便を目指す 実現すれば九州初の北米路線
定期便の就航を目指しているのは、カナダ西部アルバータ州にあるエドモントン国際空港です。エドモントン国際空港は、おととしには年間750万人が利用するなどカナダの主要空港の一つとして知られています。
エドモントン国際空港を運営する公団の日本の代理人によりますと、これまでに公団の幹部が2回熊本を訪問し、互いに連携して定期便の就航を目指すことを確認したということです。エドモントン国際空港は今年4月に成田空港へのチャーター便を運航し、需要や採算性を見極めるなどして、数年かけて熊本との定期便を検討するとしています。定期便が実現すれば、九州の空港で初めての北米路線となります。
熊本空港について代理人は「TSMCの進出をはじめ、経済の発展が見込まれるなか、今後、東アジアの拠点空港として期待している」と話しています。熊本県交通政策課は「熊本の食や自然などの魅力を発信し、就航実現を目指したい」としています。
【スタジオ】
熊本空港の国際線は現在、韓国のソウル、釜山、香港、台北とアジアの4つの路線で週40便が就航しています。2月には台湾の高雄が加わりますが、いずれもアジアの都市と結ぶ路線です。
一方、北米との定期便は、国内では成田、羽田、関西空港にしかありません。実現すれば、観光や経済の分野で大きな影響が期待されます。カナダとの定期便については、1月も話し合いが行われる予定だということです。