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【解説】台風10号 猛烈な風や記録的大雨が約2日間にわたり続くおそれ

2024年8月28日 19:26
【解説】台風10号 猛烈な風や記録的大雨が約2日間にわたり続くおそれ
非常に強い台風10号は、28日午後6時現在、鹿児島県屋久島の西の海上をゆっくりと北に進んでいます。台風は非常に強い勢力を維持したまま北上し、29日から30日にかけて熊本県内に最も接近する見込みです。県内では28日夜から29日夜にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

北島茂気象予報士の解説です。

(北島茂気象予報士)
台風10号は大変危険です。というのも、このあと更に発達し、伊勢湾台風という歴史の教科書にも登場するような甚大な被害をもたらした台風と同じくらいの中心気圧となり、九州に上陸するおそれがあります。

また、動くスピードも時速10キロ前後と大変遅いため、記録的大雨やトラックが横転するような猛烈な風、外海では大しけの状態が約2日間にわたって続くおそれがあります。台風から身を守るために、とにかく安全な場所で過ごすようにしてください。

28日午後6時20分、県内には天草地方に暴風が出されています。また、広い範囲に強風注意報、大雨注意報、波浪注意報が出されています。この後、暴風や大雨、波浪警報に切り替わる可能性があります。

自治体が発表する避難情報に注意し、早め早めの避難を心がけてください。

最終更新日:2024年8月28日 19:37
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