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【独自取材】熊本市電 運転士研修中に車止めに衝突し損傷 運転士不足解消のため採用増やす

2025年3月13日 19:35
【独自取材】熊本市電 運転士研修中に車止めに衝突し損傷 運転士不足解消のため採用増やす
訓練中に事故を起こした車両
熊本市電で、運転士の訓練中に電車が鋼鉄製の車止めに衝突し、損傷していたことがわかりました。けが人はいませんでした。

■東島大記者
「事故を起こした車両は今、こちらの工場に運び込まれています。近くに寄ってみて見ますと、このあたり、だいぶへこんで、 塗料がはげ落ちているのがわかります。上の方も衝撃でしょうか、塗装がはがれて下に落ちたものとみられます」

事故が起きたのは、熊本市交通局の大江車庫です。3月11日午前11時20分頃、電車を適正な位置に停車させる訓練中にオーバーランし、鋼鉄製の車止めに衝突しました。けが人はいませんでした。

運転していたのは、この日に運転免許試験の合格通知を受けたばかりの研修生。熊本市交通局では、運転士不足解消のため採用を増やしていて、この日は教官ひとりで9人の研修生を指導していたということです。

この事故について、熊本市交通局は九州運輸局には報告したものの、車両どうしの事故ではなく、けが人がいなかったことなどから公表していませんでした。

■熊本市交通局 荒木敏雄運行管理課長
「自動車学校でいう、ちょっと縁石にぶつかったとか、そういったものと同じ扱いかなというところで、事故扱いにはしていません」

熊本市電は4月から一部増便を発表していて、熊本市交通局は事故を起こした車両の修理を急ぎ、新しいダイヤに影響がないようにしたいとしています。

最終更新日:2025年3月13日 19:35
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