13日正午頃、阿蘇市の上空を遊覧飛行していたヘリコプターが不時着し、パイロット1人と乗客2人がけがをしました。

（平井友莉キャスター）
阿蘇市のヘリコプターが不時着した現場です。今はヘリコプターに青いシートが被せられ、機体を見ることはできません。
ヘリコプターが不時着したのは、阿蘇市黒川の国道57号から南に250メートルほど入った空き地です。13日正午頃、運航会社から｢ヘリのエンジンが停止して不時着した｣と消防に通報がありました。

消防によりますと、遊覧ヘリにはパイロット1人と男女の客2人が乗っていて、乗客の30代女性が片脚を骨折した疑い、30代男性が顔にけがをして阿蘇市の病院に搬送されました。57歳の男性パイロットも骨盤を骨折した疑いがあり、ドクターヘリで搬送されました。3人とも意識があり、会話もできているということです。

遊覧飛行の窓口業務委託会社によりますと、不時着したヘリは、阿蘇カドリー･ドミニオンの敷地を離発着する遊覧飛行で使われ、岡山県の匠航空が運航、乗客は海外からの観光客とみられるということです。不時着したのは、遊覧飛行場から約500メートル離れた場所です。