南阿蘇村が個人事業主に対して払う給与や報酬について、5年間、所得税を源泉徴収せずに支払っていたことがわかりました。徴収漏れの額は約560万円です。

南阿蘇村によりますと、税務署から指摘された徴収漏れは、2019年から今年までの5年間で、村が雇った学校医や講師らへの給与と司法書士や土地家屋調査士らへの報酬の所得税あわせて約560万円です。

加算税と延滞税を最大で約60万円支払うということです。村では、ほぼ全ての部署で、源泉徴収しないまま給与や報酬が払われていました。

村では一旦、全額を立て替えて支払った後、それぞれの個人事業主に所得税の納付と確定申告の手続きを求めるということで、加算税と延滞税は村が負担する方向で検討中です。