県立高校のPTAが知事に要望 県立高校再編「保護者の考えも聞き取って」
県立高校などのPTAの代表がきょう、新田知事に対してタブレット端末への助成などを求めました。また県立高校の再編を巡っては保護者の考えも聞き取ってほしいとしました。
要望書を提出したのは県高等学校PTA連合会の西能淳会長ら5人です。
要望では来年度の県立学校の教育振興に向けて、生徒が使うタブレット端末の更新費用への助成、そしてSNSによるいじめや闇バイトから子どもたちを守るための指導などを求めました。
県立高校をめぐっては再編の議論が進んでいて、県教育委員会は2038年度までに現在の34校から20校程度まで減らす案を打ち出しています。
西能会長は、今回の要望には加えなかったとしながらも、高校再編について次のように述べました。
西能会長「引き続きワークショップなどに我々役員が参加しますのでそちらでまたPTA、保護者の意向や考えも細かく聞き取っていただければありがたいなと合わせてお願い申し上げたい」
これに対して新田知事は「将来を見据えた議論であることを理解いただきたい。今の子どもたちに不安や焦燥感を与えることになってはいけないと思っている」と述べました。