富富富など富山3品種 2番目ランクの「A」
2023年収穫されたコメの産地や品種ごとの食味ランキングが発表されました。富富富など富山県産米3品種は、いずれも2022年と同じく上から2番目の「A」の評価でした。
日本穀物検定協会が発表する食味ランキングは、2023年とれたコメを産地や品種別の144種類について見た目や味、香りなどで評価し、最も良い「特A」から5段階で格付けしています。県産米は「富富富」が上から2番目のAの評価でした。
また「コシヒカリ」と収穫時期が遅い晩生品種の「てんこもり」も同じくAでした。3つの品種ともに、2022年に続いてのAの評価です。県産米が、特Aを逃すのは5年連続です。
特Aは全国で43あり、富山、石川、福井の北陸3県では福井県の「いちほまれ」が唯一、特Aでした。JA富山中央会の延野源正会長は「さらに技術対策を徹底し、品質・食味とも高い評価が得られるよう取り組んでいきたい」とコメントしています。
2023年は記録的な猛暑に見舞われた中、食味は2022年と同じ水準を維持しました。食味ランキングは産地の評価にもつながるとされるだけに、いっそうの取り組みを期待します。