2024年3月に予定される北陸新幹線の福井県敦賀までの延伸に向け、JR西日本は金沢・敦賀間で乗務員の訓練運転を始めました。

JR西日本金沢支社によりますと、訓練運転は新幹線車両のW7系を営業運転に近い形で走らせるもので、金沢と敦賀にある車両基地の間を1日あたり最大21往復します。

29日から始まった訓練運転は今後、ほぼ毎日行われる予定です。運転士およそ90人が参加し、営業運転と同じように最高時速260キロで走行してカーブや勾配といった路線の特徴を把握し、ブレーキ操作のタイミングなどを確認します。

さらに、2024年1月以降は車掌や駅の係員も参加して、車両のドアの扱いや駅から発車する際の基本動作を確かめることにしています。

運転を担当した木野寛生さんは「訓練運転の学びを共有しながら一丸となって安全安心の新幹線を提供したい」と話していました。

訓練運転は開業前日の2024年3月15日まで続けられます。