富山市ファミリーパーク飼育のライチョウ 野生のオスから人工授精で産卵
富山市ファミリーパークで飼育されている、国の特別天然記念物ニホンライチョウのメス4羽が、全国で初めて、野生のオスからの人工授精により産卵しました。
富山市ファミリーパークは国と日本動物園水族館協会が定める計画に基づき、2015年からライチョウの繁殖技術の確立に取り組んでいます。
飼育しているライチョウの遺伝的な多様性を維持するために、今年度から全国で初めて野生のオスとの人工授精を始めました。
ファミリーパークによりますと5月25日と26日に、乗鞍岳に住む野生のオス3羽から精液を採取し、飼育しているメス5羽に人工授精したところ、4羽が合わせて12個の卵を産んだということです。
今後、有精卵かどうか調べる検査を行います。
有精卵であれば6月26日以降にふ化する見込みです。