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2か月休業の観光施設 一部店舗で営業再開 射水市新湊地区

2024年3月4日 19:35
2か月休業の観光施設 一部店舗で営業再開 射水市新湊地区
能登半島地震による被害で2か月間にわたって休業していた射水市の観光施設が3月2日、一部店舗で営業を再開しました。

早速多くの観光客が訪れ、海の幸を購入するなど楽しみました。

射水市の新湊漁港の近くにある「新湊きっときと市場」は2日、11ある店舗のうち7つの店舗で営業を再開。

県内外から多くの観光客が訪れ、ベニズワイガニなどを買い求めていました。

埼玉県からの観光客
「地域の人たちが復興するためにもお金は使ったほうがいいのかなって。全部がまた元通りになってくれればいい」

富山市から来た小学生
「カニ食べたい。お腹がすいてしょうがない」

小学生の母親
「ここが活気づけば、皆さんいろんな所から来られるからいいと思う」

この施設は沿岸部の埋め立て地にあります。

周辺では地震の影響による液状化現象が相次いで確認されました。

地盤沈下によって水道管も破損し、施設は休業を余儀なくされてきましたが、2月末に断水が解消しました。

新湊きっときと市場 宮正一取締役
「ばっちりです。通水のテストが終わるまでは本当に手を合わせて祈るような気持ちで待っていました。すべての検査の結果がOKだったときに業者も従業員も歓声が上がった。待ちに待った水だって」

休業中、再開を心待ちにする人たちからの励ましの声もあったといいます。

宮正取締役
「電話もたくさんいただきましたし、直接おいでになられる方もたくさんおられました。待っとるよ1日も早く再開してね。またおいしい料理食べさせてねという言葉で、胸がいっぱいになったときもあった」

施設は残りの店舗でも復旧作業を続けていて、施設の全面再開は3月末の予定です。
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