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富山県内 港湾施設の地震被害 総額50億円超か

2024年3月8日 11:57
富山県内 港湾施設の地震被害 総額50億円超か
富山県が管理する港湾施設の能登半島地震での被害総額が、50億円を超える見通しであることがわかりました。

富山県が管理する伏木港、富山新港、富山港、魚津港は、いずれも能登半島地震で被災し、臨港道路やふ頭に段差・亀裂が生じるなどの被害を受けました。県は、国の災害査定に向け見積もりをとっていて、被害総額は50億円程度に上る見通しです。

また、射水市の富山新港では、船からコンテナを積み降ろす際に使うガントリークレーンの、機体を移動させる車輪の一部がレールから脱輪しました。現在、復旧工事が進められていますが、脱輪した際に特注品のブレーキ装置も損傷したため、県は復旧まで少なくとも半年程度はかかるとみています。

ガントリークレーンの工事は国の補助を受けない起債事業です。このため、災害査定の対象となる被害と合わせると被害総額は50億円を超える見通しです。
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