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ここが変わる!北陸新幹線16日敦賀延伸

2024年3月15日 20:05
ここが変わる!北陸新幹線16日敦賀延伸

北陸新幹線が16日延伸し、石川県の金沢駅と福井県の敦賀駅との間が開業します。

敦賀延伸で何が変わるのか、改めてお伝えします。

岡川記者のリポートです。

岡川春樹記者
「北陸新幹線金沢~敦賀間開業をあすに控えた富山駅です。行先表示板には早くも『敦賀方面』の文字が表示されました」

駅構内の案内板は今週に入り、“開業後”の表示に切り替わりました。

16日の延伸開業で、石川県内に2つ、福井県内に4つの新幹線駅が新たに誕生します。

これまで小松や加賀温泉、福井方面に向かうには、金沢駅で乗り換える必要がありましたが、敦賀駅まで乗り換えなしで行くことができるようになります。

敦賀延伸に期待することを街で聞きました。

高校生
「カニ好きなので(福井で)カニ食べたいですかね」

富山市の女性
「今まで福井だったら車で絶対行かなきゃって感じだったんですけど、新幹線ですぐ行けるのはいいかなと思います。近くなるなと思います」

富山・福井間の所要時間は最速の「かがやき」で現在より27分短くなり44分に、敦賀までは42分短くなり1時間1分となります。

16日からのダイヤでは、東京と敦賀の間を直通する便は「かがやき」と「はくたか」合わせて14往復。

富山や新高岡から敦賀で「サンダーバード」「しらさぎ」に接続する「つるぎ」は18往復運行されます。

この春から京都の大学に進学するという、こちらの女性。

受験や下宿先を決める時には新幹線と特急列車を使って京都へ向かっていましたが。

京都の大学へ進学する女性
「(特急列車に)乗った時に時間が結構かかったので、新幹線で早めに行けるのはいいなと思いました」

その一方で。

高校生
「結構高めだよね、新幹線って。(運賃の出費を)抑えたいなってところはある」

開業後の運賃は、(乗車券と特急料金を合わせた普通車指定席の場合)、福井駅や敦賀駅までは15日までの金沢での特急列車乗り継ぎに比べて安くなります。

一方、大阪や名古屋方面への運賃は高くなります。

新大阪までは1万290円で、700円のアップ。

名古屋へは1万70円で、同じく700円高くなります。

また、敦賀より西との往来では、列車を乗り換えるのはこれまでと変わりません。

関西や名古屋方面から富山へ来た人の意見は。

大阪から来た男性
「富山に来ようと思ったら、どのみち乗り換えが必要なんですけど、乗り換えてからの時間が長くなる(すぐに降りる支度をしなくてよい)ので、それはいいかなと思います」

名古屋から来た夫婦
「来るんだったら乗り換えなしの方がいいから、新幹線の方がちょっと早いけど、料金もちょっと上がるし、今度から富山来るなら『ひだ』で高山経由で来るのもありかなと思います」

北陸新幹線の敦賀延伸開業は、いよいよ16日です。

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