能登半島地震による負傷者41人に 富山県 家屋被害は338棟に増加 5日午後1時時点
1月1日の地震で、富山県内で確認された家屋への被害は大幅に増え、全壊や半壊などあわせて338棟に上っています。
県によりますと、建物の外壁の下敷きになったり逃げようとして転倒したりして富山市や氷見市、高岡市などで41人がけがをしました。
このうち重傷は、富山市で2人、射水市で1人です。
家屋への被害は5日午後1時の時点で、全壊が氷見市で22棟、半壊が氷見市で20棟などあわせて338棟の被害が確認されています。
また、火災による被害が富山市などであわせて5件発生しました。
断水の被害も続いています。
午前11時の時点で、氷見市でおよそ4900世帯、小矢部市は40世帯で断水が続いています。
午後1時時点の避難所の開設状況です。
氷見市は5か所で開設し、49人が避難しています。
高岡市は8か所で66人、射水市は5か所で61人、このほか小矢部市では避難所1か所に5人が避難しています。
県内の道路では小矢部市内山の国道359号など、崩落や段差などの被害が50か所で確認されています。
県内の交通情報です。
線路の復旧工事を行っているJR氷見線は、6日の運転再開を予定しています。
その他の路線や北陸新幹線は、平常運行です。
また、能越自動車道は5日午後、高岡インターチェンジから石川県七尾市の七尾城山インターチェンジまで、通行できるようになりました。
ただし、人命救助や物資の輸送、復旧作業を優先させたいとして、国土交通省北陸地方整備局は一般車両での能登方面への利用は控えるよう呼びかけています。