【被害まとめ 3日】富山で36人重軽傷 能登半島地震 発生から2日
石川県の能登地方で1日発生した地震で、富山県内でけがをした人は36人となっています。
1日夕方、県内で最大震度5強を観測した地震。
県によりますと、建物の外壁の下敷きになったり逃げようとして転倒したりして富山市や氷見市、高岡市などで36人がけがをしました。
このうち3人が重傷です。
家屋への被害は、県によりますと3日午前10時半の時点で全壊が氷見市で2棟、一部損壊が魚津市で6棟、氷見市で1棟など、あわせて57棟の被害が確認されています。
このほか高岡市でもおよそ70棟の住宅被害があったということで、市が確認しています。
また、火災による被害が富山市などであわせて5件発生しました。
県内の道路では崩落や段差などの被害が42か所で確認されています。
このうち小矢部市内山の国道359号は、道路の崩落で全面通行止めとなっています。
3日午前10時半の時点で高岡市や氷見市など6つの市、43か所の避難所に合わせて490人が避難しています。
避難している人は高岡市が最も多く177人です。
そして、断水も続いています。
一時、市内のほぼ全域で断水となった氷見市では3日午前、一部の地区で復旧しましたが午前11時現在、およそ1万世帯で断水が続いています。
氷見市では8か所で応急の給水を行っています。
その他、高岡市、小矢部市、射水市もあわせると県内全体ではおよそ1万5200戸が断水しています。