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砺波高校生 将来に向けた取り組みを市長へ提言 砺波市

2023年12月19日 19:48
砺波高校生 将来に向けた取り組みを市長へ提言 砺波市

砺波高校の2年生が、地元での子育てやにぎわいづくりをテーマに将来に向けた取り組みを市長に提案しました。市は、今後の課題解決につなげたいとしています。

「いろいろな保護者の方が、休日の遊び場が少ない、これが一番砺波市で問題なのではないかと仰っていました。提案です、子どもたちの休日の屋内の遊び場に、福祉センターを利用してはどうでしょうか」

市長に対し、地元の課題や対策を発表したのは砺波高校生たちです。このうち、地方での少子化が問題となる中、地元での子育てについて考えたグループは、市内4か所の福祉センターが子どもの遊び場として活用できることが、市民に十分に伝わっていないと指摘しました。

また、街のにぎわいづくりについて考えたグループは、中山間地域の魅力を伝えることで砺波市の良さをアピールできるのではないかと提案しました。実際に現地でイベントを行ったうえで、1回だけの取り組みでは魅力の伝わり方が限定的なため取り組みの継続が大切だと報告しました。

魚綾佳さん
「来てくださった方が、楽しんでくださっている様子を見て、やって良かったなって思ったし、こうやって自分も、砺波の発展に協力できたのかなって思いました」

生徒たちは、今回の課題研究が身近な政治の動きをつかむ土台になったと受け止めています。

嶋穂榎さん
「私は教育にけっこう、興味があるので、教育と、市政とか、イベントについてと絡み合わせて、何かできたらいいかなと思っています」

市や高校は、取り組みを通し生徒たちが地域の課題に主体的に向き合うきっかけになってほしいとしています。

高校生の提言は今回が3回目で、これまでに、デマンド交通の「チョイソコとなみ」や屋敷林せん定リサイクルのボランティアなどが、市の施策に反映されたということです。

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