県内の薬剤師不足について話し合う会合が8日富山市で開かれ、富山大学の薬学部に入学した地域枠の学生の意見も参考に対策を検討していくことなどが報告されました。

この協議会は2023年に続いて行われたもので、薬業会の関係者らが参加しました。

2024年度、全国の6年制の薬学部に在籍している富山県出身者は345人で人口1000人あたりの数は全国45位と低い水準です。

こうした状況を受け富山大学薬学部には2024年度、新たに地域枠が設けられ、一期生、10人が入学しました。

学生からは「中学生の時に薬局や病院の仕事を体験できるのは大切」といった意見があがっているということで、県は今後、学生の意見も参考にして事業を検討するほか公的病院でのインターンシップを行うなどして薬剤師確保につなげていく考えです。